今日はいい天気ですね

One hand clapping!!

第1回芋煮杯オフ オフレポ

刺身にしたいポケモンと言えばメタグロス

ソーネチカと申します。よろしくお願いします。

今回、2024年2月11日(日)に開催された第1回芋煮杯オフに参加しましたので、オフレポを書きます。

ぜひとも読んでくださいませ!

 

オフレポを書く際には細心の注意をはらいましたが、問題がありましたらソーネチカ(@Sonechka_poke)までご連絡ください。

 

 

芋煮杯のために

リホウさんがオフ会を開く。

その事実に自分はかなり驚きました。以前に自分はリホウさんとサシで飲む機会を頂いたのですが、その際にリホウさんは、オフ会を開くのは大変なことであり、おそらく自分はやらないだろうとおっしゃっていました。しかし、そんなリホウさんがオフ会を開くとの情報を入手しました。そこには並々ならぬ覚悟があったのだろうと推察し、そんなリホウさんの力になりたいと思い、すぐさま参加を決意。

しかし、一つ問題が。

自分はポケモンの他にやるべきことができてしまい、ポケモンに時間を割くことが難しくなっていました。そんな状態で対戦参加をしても相手に失礼だな、どうしようかなと考えていましたが、対戦がだめなら見学をすればいいじゃないと脳内マリー・アントワネットがつぶやいたので、それに乗っかることにしました。

というわけで、初めてのオフ見学参加です。でも見学って何をやるんでしょう? 小学生の頃、社会見学で大暴れしていた自分に務まるかしら? そう思いながらも、さすがにもう三十路の大人なので、暴れないでいられるべの精神で申し込みました。

開催地は山形なので、前泊と後泊をすることに決め、予約でなんとか宿を確保。今ってなかなか宿取れないんですね。春節だったから??

細かな準備は出発の前々日に行いました。オフ会へ行くのに妻をどう説得しよう……あ、結婚どころか彼女すらいなかったわテヘペロみたいな脳内会話をしながら、リスの頬みたいにたっぷり荷物を詰めて、芋煮杯オフのために準備を進めていたのでした。

 

一人旅の果てに

出発当日の朝、起きたのはなんと朝4時半。いや早すぎるって。8時頃起きる予定だったのに、どんだけ楽しみにしてるんだよ。遠足前の小学生か、また暴れる気かと思いながらも、せっかく起きてしまったのだから早めに行って山形観光しようかと思い、支度をして家を出ました。

東京駅には8時前に着いたので、すぐ新幹線に乗れば12時前には着くな〜と思いながら券売機に行くと、

 

10時52分発の新幹線より前の時間の席が全てうまってました。

 

いや早すぎるって(当記事二回目)。春節だったから??(当記事二回目)

仕方ないので、10時52分まで時間を潰すことに。しかし自分は時間を潰すことにかけては人後に落ちないので(それっていいことなのか?)、新幹線の時間まで本を読んだり勉強したりブラブラしたりして過ごしていました。

そうしてなんとか新幹線にありつき、山形へ出発しました。途中雪が積もっているところもあり、山形も積もっているのかな〜と思いましたが、あにはからんや、全く積もっておらず歩きやすかったです。

山形へ着いたら早速ホテルにチェックインして(予定より早かったにも関わらず快くご対応いただきありがとうございました)、お昼を食べに行きました。

食べたお昼がコレ↓

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初の芋煮、めちゃくちゃ美味しかったです。印象としては上品なすき焼きみたいな? かなり控えめに言えば最後の晩餐でも大歓迎みたいな? そんな感じでした。

その後に観光しようかと思いましたが、天気予報が雨とのことでしたので泣く泣く断念し、ホテルへ戻りました。

しかし、前日譚はこれで終わりではありません。

なんと夜に主催のリホウさんと食事をすることができたのです。事前に誘って本当に良かった。

 

【人物紹介その① リホウさん】

いきなり何が始まったのだと疑問に思われるかもしれませんが、リホウさんがやっていらっしゃる「ポケモントレーナー図鑑」のリスペクトです。ええ、リスペクトです。パクリではありません。パクリとリスペクトは「そこに愛があるかどうか」というアイフル的問いによって決まります。精神科医で作家の斎藤環は「自分自身でありたいと願う欲望が自己愛である」と言っておりますが、それを応用すると「その人でありたいと願う欲望が他者愛」と言って良いでしょう。この場合は感染動機という用語の方が正しい感がありますが、感染って何か今だと聞こえが悪いし、愛のほうが美しいのでやっぱりこれは愛です。そして自分の場合はそこに愛があるからやっぱりこれはパクリではなくリスペクトなんです。ほら、パクリってその人でありたいと思うんじゃなくてその人の作品とかを使って自分の価値を上げたいと思うから生まれるものでしょ? 自分はそうではないのでやはりパクリじゃないんです(暴論)。

そんな話はともかく、正直これをやるかどうかは迷いました。今までやってこなかったのがその迷いをある意味で証明しています。なぜ迷ったかというと、例えば天皇に対する記述が過去には紋切り型しか許されなかったように、誰かを記述するというのはそれだけで不敬性を伴うからです。ゆで卵も切り方一つで三角にもなれば四角にもなるように、記述の仕方一つでその人への印象は変わってきます。だからこそ、誰かを記述する時には最大限の配慮が必要であり、その配慮が完璧なリホウさんだからポケモントレーナー図鑑を書く権利があるんだと思っていました。

しかし、今回はリホウさん主催の芋煮杯オフのオフレポです。リホウさんへのリスペクトも込めて、やりたいと思います。

というわけで改めて、リホウさんの紹介に移ります。といっても、自分なんかが紹介する必要などないでしょう。東北ポケモン勢の有名人であり、今回の芋煮杯オフの主催者です。地方のオフ云々関係なく、一回目のオフで80人を集められる人はこの人しかいないんじゃないかと思います。オンライン大会も多数開催されており、その人望は言わずもがな。色々なポケ勢から信頼されているお方です。ポケモンの実力も確かなもので、シングル厨優勝をはじめとして数々の実績を残されています。

そんなリホウさんと、オフ前日に様々なことを話しました。オフ会の開催経緯から来し方行く末まで。リホウさんは本当に聞き上手で、面白がって話を聞いてくださるので自分もついたくさん話してしまいました。

奇しくも、あのときの会話を要約するような言葉を、後述する三次会のカラオケで歌いました。

「傷つかぬ者に 青空は見えない」

あの会話には、リホウさんの人柄と、それまで背負ってきた苦労がにじんでいました。

また、その時に食べた肉そばがコレです↓f:id:sonechika:20240210220626j:image

リホウさんが頼んでいたのを見てあまりにも美味しそうだったので自分も頼みました。味皇様が踊りだしそうな味でした。

というか、今思い返すと前日は食べてばかりだな……。

まぁそんなこんなで、前日は終了したのでした。

 

ぎこちないの何故に?

オフ会当日の朝。女子高生の朝は当然早いです。

6時に目を覚ますとそのままホテルの朝食バイキングに向かいました。ホテルの朝食バイキングはテンションが上がる、というこの世の真理がありますが、ご多分に漏れず今回もテンションが上がりました。

目玉焼き二個、焼き魚二枚、カレー、サラダ、納豆、ひじきの煮物、ご飯、牛乳はさすがに食べ過ぎだったかもしれませんが、育ち盛りの女子高生なのでこれくらい食べていいでしょう。しかし女子高生はそもそも朝にこんなに食べないかもしれません。

その後、朝からやってる大浴場で入浴を済ませ(女子高生っぽいですね)その後備え付けのサウナに入りました(女子高生っぽくないな!?)。気持ちよかったです。

それから、毎日欠かさずやっている英会話をやりました。夜は二次会・三次会があってできないだろうと思ったからです。どんなことがあっても毎日やってるの偉すぎです。褒めろ。

それを終えると、オフの支度をしてホテルを出ました。しかし、会場に向かうにつれてどこか足取りがぎこちなくなっていきました。やはりオフ会はいつになっても緊張しますね。もちろん楽しみのほうが遥かに大きいのですが。

会場に着くと、まずはリホウさんにご挨拶を行い、それから受付しました。そこでつるさんにご挨拶をすることができました。

 

【人物紹介その② つるさん】

つるさんと初めてお会いしたのは七世代のオフでした。まだオフに慣れていない自分にも優しく接してくださったことを覚えています。延長コードを用意して皆さんに配慮されるなど、気配りできる方だなぁというのが第一印象でした。現在はご自身でオフを運営されるなど、ポケモン界隈の活性化に努められています。今回の芋煮杯オフでは運営として機材や配信関係を担当され、精力的に活動されていました。途中トラブルがありつつも、それに最後まで対処されていました。本当にお疲れ様でした!

 

その後、過去にリホウさんが開催された数々のオンライン大会の結果が張り出されていたのでそれを見ていると、ぼんこふさんともやしきのこさんがいらっしゃったので挨拶させていただきました。

 

【人物紹介その③ ぼんこふさん】

ポケモンオフに行けば必ず会えると言っても過言ではない方、ぼんこふさん。ご自身でも大型オフを運営されており、ポケモンというコンテンツへの愛は界隈でも群を抜いていると思っています。実力も疑いようがなく、剣盾の頃には一桁順位をとっており、SVでも二桁順位を何度もとっています。交友関係も広いようで、皆から信頼され、愛されているんだなぁという印象をいつも受けます。最初は天真爛漫な印象だったのですが、何度かお会いするうちに、物凄く周りを見て気を使われる方だという印象も持つようになりました。これからもポケモン界隈を盛り上げていってください!

 

【人物紹介その④ もやしきのこさん】

最初にお会いしたのは去年の杜のヨウカンオフでした。同じブロックになり、TNが印象的だったことをよく覚えています。芋煮杯オフでは、とにかく小物がオシャレで、本人も本当に爽やかな方でした。見学参加の自分が度々話しかけに行っても決して嫌がらずに対応してくださり、ありがたい限りです。二次会で皆さんに話しかけている姿も印象的で、二次会優勝を有言実行されていました。次回の杜のヨウカンには行けませんが、運営として、そして何より選手として頑張ってください。杜のヨウカンでは対戦と二次会同時優勝を期待してます!

 

その後、見学席に荷物を置くと、ビアンカさんとよぎすけさんに挨拶させていただきました。

 

【人物紹介その⑤ ビアンカさん】

この日最後までお世話になる方、ビアンカさん。歌がとにかくうまいです。女性ボーカルの曲を原キーで歌い、90点以上をバンバン叩き出します。しかも二次会で散々お酒を飲んだ後に、です。この人の歌をカラオケで聞くために山形まで来たまであります。ポケモンの腕ももちろん素晴らしく、この日はなんと予選を抜けられ、ベスト4まで勝ち上がりました。3位決定戦は、配信卓で配信されています。惜しくも入賞はかないませんでしたが、最後まで勝ち筋を追う姿は流石の一言でした。80名規模のオフ会でベスト4は本当にすごい。おめでとうございました!

 

【人物紹介その⑥ よぎすけさん】

よぎすけさんと初めてお会いしたのは七世代のオフでした。当時自分は、全員天候特性のポケモンで固めた「天変地異パ」を使っており、その中にバンギラスもいました。そしてよぎすけさんのパーティにもバンギラスがいたことをよく覚えています。よぎすけさんは言わずとしれたバンギラス系統ラバーであり、今でもバンギラスと共に戦われています。SVでもバンギラスとしっかり結果を残されているので、バンギラスへの愛は完全に負けています。当日は突然の挨拶にも快く応対してくださりありがとうございました!

 

また、同じ見学勢であった初対面のいいのまさんにもご挨拶させていただきました。

 

【人物紹介その⑦ いいのまさん】

自分と同じ統一勢の一人であるいいのまさん。ドラゴン統一をよく使われている方です。この日はBO3でドラゴン統一vsゴースト統一を行ったのですが、あっさり2連敗で終わりました。ドラゴン統一、もう選出画面の圧がヤバかったです。全員がラスボスみたいな顔をしていました。そんなポケモンたちを指揮するいいのまさんのプレイングも確かなもので、もう完敗でした。来月の杜のヨウカンでは選手として出るとのことなので、是非とも優勝目指して頑張ってください!

 

それから開会式があり、試合が始まりました。見学参加の特権として、他の人が真剣に試合をしている中堂々と腕組みおじさん(剣盾の頃にいたあのおじさん)をして試合を見ていました。

最初に拝見したのはビアンカさんvsぼんこふさんの試合で、その後にラ・フランスブロックへ向かいカスケードさん、かよさん、もやしきのこさんの試合を拝見しました。

 

【人物紹介その⑧ カスケードさん】

ニドクインのアイコンが特徴の愛されキャラ、カスケードさん。芋煮杯オフにもニドクインのぬいぐるみを持ってこられていました。ぬいぐるみがたまに大変なことになっていたことも含め、やはり愛されキャラです。最近はエアプだとおっしゃっていましたが、それでもしっかり予選で4勝はもぎ取るのだから、ポケモンの地力に疑いの余地はないでしょう。当日はあまりたくさんお話をすることはできませんでしたが、個人的に色々なことをお話してみたい方のお一人です。あと自分のポストにファボをくれるの本当に好きです。これからもよろしくお願いします!

 

【人物紹介その⑨ かよさん】

シングル、ダブルともに活動されている方、かよさん。最初にお会いしたのは去年の杜のヨウカンで、同じブロックで対戦しました。仮面をつけた猫に全てを狩られたことを覚えています。自分のポストもよく見てくださっているようで、自分が最近筋トレをしていることなどご存知でいてくださって嬉しく思いました。芋煮杯オフでは度々「楽しい」と口にされていたことが印象的で、こちらも不思議と嬉しくなりました。オフが楽しい、というのは何物にも代えがたい財産だと思います。これからもシングル、ダブル共に頑張ってください!

 

午前の部が終わると、Liveraさん、もやしきのこさん、かよさん、しかばねさん、さいの目さんとお昼に行きました。しかばねさんとさいの目さんとはあまりお話ができなかったので、今度お会いしたときはぜひよろしくお願いします!

 

【人物紹介その⑩ Liveraさん】

言わずとしれたカントーポケモンオフの主催の方です。芋煮杯オフでは二次会で隣の席に座らせていただき、たくさんお話をさせていただきました。話していて感じたことは、とにかく「大人」な方だということです。こちらの話を丁寧に聞いてくださりましたし、この感覚をうまく言語化できないのですが、しいて言うなら高い視点でポケモンオフについて考えているという印象でした。自分のことのみならず、他人や後継を含めてオフについて考えているというか、そんな印象です。また、意外な事実も二次会で知ることができましたので、今後ともどうぞよろしくお願いします!

 

お昼から戻ると、また試合の見学を行いました。すると、同じく見学勢の椅子のホナミさんと机のタックンさんがいらっしゃいました。

 

【人物紹介その⑪ 椅子のホナミさん・机のタックンさん】

オフ会に対戦参加されている方を応援するために、お二人で来られたとのことでした。ポケモン配信をYouTubeでされているとのことで、さっそく自分とも対戦することに。途中まではこちらの優勢かと思われましたが、バンギラスの砂からのハカドッグのすなかきおはかまいりで全てを貫かれて終わりました。バンギラスのはたき落とすでヤミラミの粘土を叩かれたのが辛かったですね。この瞬間、見学勢の最下位が自分に決まりました(滂沱の音)。それはさておき、お二人共とても仲が良く、またポケモンが本当に好きなことが伝わってきました。これからも配信活動頑張ってください、応援してます!

 

その後、予選が終わりそうなタイミングで、きてふわさんに挨拶をさせていただきました。

 

【人物紹介その⑫ きてふわさん】

京ポケ広報の実力者。今回の芋煮杯オフでもなんと予選1位で抜けられていました。猛者揃いの芋煮杯オフで1位抜けはすごい! 二次会でもたくさん話せて本当に良かったです。今の環境でマニューラを活躍させるにはどうしたらいいんですかね? 自分には回答を出せませんが、知性的なきてふわさんならきっと解答にたどり着けると信じています。マニューラが躍動する姿を見てみたいです。また、西尾維新戯言シリーズが原点にして頂点だと思っているので、お時間があれば読んでみてください。京都を舞台にしたお話も多く、ウィットに満ちた言葉遊びに痺れますよ!

 

決勝トーナメントが始まると、また観戦を行いました。また、決勝トーナメントの合間に、同じく統一勢である東雲さんに出会いました。

 

【人物紹介その⑬ 東雲さん】

数々の統一を試されている方、東雲さん。記憶が確かであれば、鋼とフェアリー(でしたっけ?)以外の統一は全て試されているとのこと。統一勢としては自分よりもずっと先を行かれているお方です。統一に対する考え方もストイックで、そういう考えもあるのか、と勉強になりました。メインで取り組まれているのはノーマル統一とのことで、ゴースト統一勢の自分とヒスイゾロアークの革命性について盛り上がりました。当日は対戦することができませんでしたが、いつか機会がありましたら、是非ともノーマル統一vsゴースト統一という因縁の対決を行いましょう!

 

ベスト4が出揃うと、いよいよ配信が始まりました。知り合いの中ではビアンカさんがベスト4に残っていたので、配信卓の3位決定戦で応援していました。

結果としては、さんちゃんさんが優勝の栄誉を獲得しました。さんちゃんさん、おめでとうございます!

配信が終わると、会場の原状復帰をおこなってからLiveraさんと二次会の会場へ向かいました。二次会では前述の通りLiveraさんと隣になり、また芋煮杯オフ準優勝のサラブレッドジャックさんとも隣になり、向かいにはビアンカさんとあさのっちさんがいらっしゃいました。

 

【人物紹介その⑭ サラブレッドジャックさん】

芋煮杯オフで見事準優勝の栄誉を獲得された方。本当におめでとうございます! アローラキュウコンの壁展開から各種ポケモンが積んでいく積みリレーの構築に激しくシンパシーを感じつつ、決勝を拝見していました。また、三次会のカラオケでもご一緒させていただきました。とにかく熱い方、そういった印象です。オフ会が楽しくて仕方がない、そういった感情が伝わってきました。カラオケでの歌声も迫力があり、ポケモンの歌を高らかに歌っていました。また是非ともお会いしたいです。次会うときは積みリレー仲間として対戦しましょう!

 

【人物紹介その⑮ あさのっちさん】

バチンウニのアイコンが特徴のあさのっちさん。記憶が確かであれば、あさのっちさんを初めてお見かけしたのは去年の杜のヨウカンだったと思います。苦労して2000に乗せた努力家、ということをお聞きしました。あまりお話はできませんでしたが、最後のおじやの調理など、周りに細やかな気配りをしている姿が印象的でした。また、帰りの道中で偶然お会いして話しかけた時も快く応対していただきありがとうございました。もし今度会う際は、もっとたくさんお話したいです!

 

また、二次会の途中でりあんさんにもお会いしました。

 

【人物紹介その⑯ りあんさん】

初めてオフに参加されたりあんさん。デカヌチャンカップ優勝やランクマでの実績などから、その実力をうかがうことができます。当日は少し酔っていらっしゃいましたが、三次会のカラオケではしっかり回復されていました。実際にお話してみて、すごく紳士的で真面目な印象を受けました。あと、このポストには思わずファボしました↓


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どうも、神です。嘘です。そんな大層な人間じゃありません。勘違いしないでよね。ただ、今後もよろしくお願いします!

 

そんな楽しい二次会も、リホウさんの締めで終わりました。その後、自分はビアンカさん、りあんさん、サラブレッドジャックさん、桜狼さんと三次会のカラオケに行きました。

 

【人物紹介その⑰ 桜狼さん】

最後にカラオケでご一緒できた、桜狼さん。スプラトゥーンの「シオカラ節」を歌っていたのが印象的でした。「このシオカラ節って曲めちゃくちゃ気になりますね」と自分が言うと桜狼さんから「今から人間をやめます」というディオみたいな返答が返ってきて笑いました。また他の選曲も毎度良くて、特に米津玄師の「MAD HEAD LOVE」は本当にベストチョイスだと思いました。あまりお話はできませんでしたが、次回お会いするときはもっとお話させてください!

 

そんなこんなでカラオケを楽しみつつ、2時半前には一足先に皆さんに別れを告げました。

最初はぎこちない足取りだったのが、最後にはそれが不思議に思えるくらい、充実した気持ちでホテルへ戻っていたのでした。

 

芋煮杯のために

そんなこんなで芋煮杯オフは終わりました。上で挙げられなかった数多くの方々にもお世話になりました。ありがとうございました。

もちろん、家に帰るまでがオフ会です。このオフレポは帰りの新幹線で書いていますので、自分の芋煮杯オフはまだ終わってはいません。帰るまでは気を引き締めていきたいと思います。

とにもかくにも、芋煮杯オフが無事に終わって本当に良かったです。自分も微力ながら賑やかしくらいにはなれたかなぁと満足しております。

いやはや、見学参加もいいものですね。主役にはなれませんが、誰かを応援するというのもオツなものです。

リホウさんをはじめとする運営の方々にとって、今回の芋煮杯の成功は喜びもひとしおだったと思います。自分もその場に居合わせることができて本当に嬉しく思います。

先にも書きましたが、自分はポケモン以外にやるべきことができましたので、今後しばらくオフには参加しないと思います。

もしかしたら、これが人生で最後のポケモンオフ参加になるかもしれません。

でも、それでも、人生で最後のオフが芋煮杯オフであったとしても、そこに全く悔いはありません。

あの素晴らしいオフに参加できたことを、心から誇りに思います。

 

     ◆

 

1年ほど前に参加した杜のヨウカンオフのオフレポでは、田中ロミオの「幸福とは息継ぎである」という幸福論を引用し、それに自分は同意していました。

しかし、自分がこの1年で成熟したのか、はたまた老いただけなのかは分かりませんが、「幸福とは他者の幸福である」と最近つくづく感じます。自分一人ではなかなか幸せにはなれませんし、自分一人だけが幸せになっても面白くないなぁと思います。結局、他人を手段としてだけではなく同時に目的として扱えという倫理は、倫理としてのみならず、一つの幸福論として機能するのではないか。弁証法が終わり生活が始まった人間、つまりは書を捨てて町へ出始めた人間は、そう思うのです。

というようなことをリホウさんに伝えたら、リホウさんは「それは老いじゃなく成熟ですよ」とおっしゃってくれました。

 

リホウさんが言うのだから、間違いありませんね。

私的史的幸福論

今が人生の中で一番幸福である。

だからこの記事を書くことにした。

 

     ◆

 

幸福論を読むやつは全員不幸である、というのは大学時代の俺が導き出した一つの仮説だったが、それを俺自身が反証してしまったのだから人生というのは面白い。

今の俺は十二分に幸福だが、寺山修司の『幸福論』は未だに愛読書の一つだし、アランやラッセルの『幸福論』も捨てずにいる。

大学時代の幸福論を読む動機は「幸福になりたい」であり、そこには「今は不幸である」という前提が横たわっていた。しかし、今の動機は「自分の幸福の言語化(あるいは構造化)」であり、自己分析のツールとして使用している。今の自分の幸福の正体は何なのか、それをどう持続できるのか、それを探るために読んでいるのだ。

しかし、この自己分析というのはなかなかに厄介である。精神分析の世界では基本的に(基本的にというのはカレン・ホルネイのような例外がいるからだが)自己分析はできないということになっているらしいし、自分自身を理解するのが難しいのは誰でも何となくは理解しているはずだ。

今の自分は幸福であるが、何に自分は幸福を感じているのか、どうしてそれを幸福だと感じているのか、どのようにそれを幸福だと感じているのか……考え出せば、キリがない。しかもさらに話を難しくしているのは「今が人生の中で一番幸福である」という点である。そこには過去との比較があるため、私的史的分析が欠かせない。

俺はこの記事で私的史的分析を行うことにした。どこへ着地するかは全くわからないし、そもそもその着地が成功するのかわからない。おそらくは、成功はしないだろう。成功してはいけない気もする。なにか得られるものはあるはずだし、だからこそやるわけだが、幸福とは幸福を探すことであるというルナールの言葉を踏まえれば、着地に成功した瞬間に自分の幸福は終わる気がするからだ。ここで言う着地の成功とは、俺自身の幸福を完全無欠に記述することである。真理に到達した人間が二度と真理にたどり着けないように、自身の幸福を完全に理解してしまった時、幸福は両手からスルリとこぼれ落ちるだろう。

ただ、一つだけ確実に言えることがある。過去からの連続性というか、運動性というか、物語性というか、それらを考慮しない限りこの記事は意味を持たないはずだ。だからこの記事の幸福論は一般論にはなり得ない。一般論は普遍的であり、科学に近い。時間性がない点から言えば絵画に近いと言ってもいいだろう。翻って俺の幸福論は個人的な体験から普遍性を目指すものであり、科学というよりは文学であり、時間性の観点から言えば絵画というよりは音楽であり、俗な言い方をすれば「刺さる人には刺さる」類のものだ。

それでもよければ、始めよう。

 

     ◆

 

そもそも過去の自分はなぜ不幸だったのか、まずはこの考察から始めよう。

今思い返せば、不要なことに悩み続けていた気がする。来し方行く末、とにかく悩まなくて良いことを悩み、苦しみ、夜は輾転反側、明日こそ死ななければなどと切羽詰まったことを考えていた。

では、なぜそこまで悩み続けていたのか。おそらく、自分にできることが限られていた(と勝手に思っていた)からだろう。

自分にできることが限られているとき、あるいは自分にできることは少ないと考えるとき、人生は闘争の舞台ではなく逃走の舞台となる。戦っても勝てないのだから逃げるしかない、でも逃げても問題は解決しない、だから悩む……その繰り返しである。

解決方法はただ一つで、強くなるしかないのだが、悩みで思考が満たされているがゆえに、行動ができない。むしろ、「この悩みさえ消えれば」という対症療法的な考えに至るのである。

自分に何ができるのか、そしてできないことはどうしたらできるようになるのか(=どうしたら強くなるのか)を知るためには行動しかないが、自分はただ悩みのみを解決するために知識の方向へ走った。浴びるほど読書をして、知識を得て、仮初めの悩み解消方法を模索したのだった。

先にも書いたがこれは対症療法であり、終わりのないモグラ叩きであり、根治的治療ではない。だから、不幸から抜け出せるはずもないのである。

しかし、だ。

ここで逆接が入る。

確かにこの数多の対症療法は、当時は役に立たなかった――役に立ったと錯覚するときはあっても。しかし、今となってみれば、あれらは無駄ではなかったと思える。それはなぜか?

先に挙げた寺山修司は「書を捨てよ、町へ出よう」と書き、「読書よ、さらば」と書いた。今の俺はどこまでもこの言葉に共感する。人間は弁証法の時代に別れを告げ生活を始めなければならないのだ。

しかし、書を捨てるためにはそもそも書を持っていなければならない。持っていない書を捨てるためには禅問答の世界へ入らざるを得ない。

数多の読書体験を積み、その上で寺山修司は「書を捨てよ、町へ出よう」という結論に至った。俺は思うのだが、浴びるほどの読書体験がなければこの結論は出なかったのではないか。少なくとも俺は実感としてそう思う。

今の俺は、他人に対して「読書なんて必要ない」と言っている。でもそれは、浴びるほど本を読んできたからこそ分かることだと思っており、大袈裟な言い方をすれば一つの悟りの領域だと思っている。

町へ出ることの方が遥かに重要であり、学びも多い。しかし、だ。最初から町へ出た人間と、書を捨ててから町へ出た人間とでは、そこには違いがある。

違いがある、と俺は書いた。だが、そこに優劣関係を持ち込む気は一切ない。俺は書を捨ててから町へ出た人間であり、読書経験が町へ出たときに山ほど活きているのだが、最初から町へ出た人間より優れているとは思っていない。どちらも一長一短があるはずである。

ただし、町へ出る必要がある、というのは間違いないと思っている。今が一番幸福であるのは、町へ出たからに他ならない。町へ出るとは、外へ出て、新しい体験をして、他人と交流することである。

少なくとも自分は、新しいことに挑戦し、他人と交流をすることによって幸福感を得られるようになった。それは、アランの唯心論的な幸福論ではなく、外界への興味関心を増やせというラッセルの幸福論に近い。

もちろん、町へ出れば傷つくこともある。しかし、成長にはストレスが不可欠である。アンチエイジングにある程度のストレスが不可欠なように。傷を受け、成長することによって自分にできることが増え、自分にできることが増えれば余計なことで悩まなくなる。悩みは不幸でありかつ不幸の温床でもあり、それを消せば幸福になるというのは自然なことだ。

 

     ◆

 

俺は以前、小説を書いては出版社へ投稿するという生活を送っていた。その中の一つの作品はとある出版社の最終選考に残ったが、そこに出てくる主人公は愛する人に対して自動的に暴力をふるってしまう人間だった。なぜ暴力をふるってしまうのか、という理由については詳述しないが、その作品に潜んでいた裏テーマは「他人を愛することは、他人に愛されるよりも何倍も幸福である」という一つの幸福論だった。

その幸福論は、誰よりも他人に愛されることを望み、承認されることを望んでいた当時の俺の――言うなれば、かすかな願望であった。他人を愛することは、他人に愛されるよりも何倍も幸福であれかしというラッセル的な願いであり、一つの仮説だったのだ。

書を持っている限りは(異論はあるだろうが)書に愛撫こそされるものの、何かを愛するという経験を持たない。何かを、あるいは誰かを愛するには町へ出るしかない。そして実際に町へ出た今だからこそ言えることがある。

当時の未熟な俺が立てた仮説は、俺自身がしっかりと実証してみせた。

 

     ◆

 

結局、日の下に新しいことなしというか、ラッセルや寺山修司が言っていたことが正しかったわけで、大学時代に彼らの本を読んでいた俺は愚直に実践すればよかったのだが、なかなかどうして行動するというのは難しいということだ。

弁証法が終わり生活が始まったのだ」という言葉がドストエフスキーの『罪と罰』に出てくるが、いかにして弁証法を終わらせるか、というのはかなり難しい。おそらく、読書では無理である。ブログでも無理である。それらは弁証法を加速させるからだ。

そこには必ず、自分を賦活する他人が必要である。しかし、そのような他人は町へ出ないと現れない。その矛盾というか、卵が先か鶏が先かみたいな話をどう解決するかは、まさに科学ではなく文学の領域の話であり、個々人に委ねるしか無い。自分の場合は筋トレだったが、それが万人に当てはまるとは口が避けても言えない。繰り返しになるが、この幸福論は私的史的幸福論であり、誰でもこの方法で幸せになれると言った瞬間に、俺は他人との境界を見失い、「皆同じ人間だ」というどこか居心地の悪い世界を作り出すことになるだろう。

 

     ◆

 

結局のところ、他人が論じる書斎型の幸福論に意味はないかもしれない。今は人々の幸福を研究するポジティブ心理学という学問もあるが、大学時代にそれに関する書籍を山ほど読んだ俺が幸福になれなかったのだから。

もし幸福論を他人に対して布教するのであれば、共に行動して、共に喜びを共有する以外に方法はないかもしれない。

これが「かもしれない」でなく、

本当にそうだったのだとしたら、

百万文字で綴られた幸福論より、

たった一言の激励の言葉の方が、

幸福論としては正しいのである。

【石、あるいは意志の話】『君たちはどう生きるか』感想・考察【ネタバレあり】

君たちはどう生きるか』があまりに面白かったのでさっそく二回目を見てきました。いやぁ、いいですねぇ。全然わからなくて。多分何回見てもわからないところはわからないと思います。

 

今から映画の感想・考察を書いていきますが、上記のとおりわからないところが多すぎるので全てを解説するのは不可能です。それは頭のいい人にお任せします。自分は書きたいことを書きたいように書いていきます。あとガンガンネタバレをしていくので、まだ見ていない方はブラウザバックでお願いします。

 

 

因果応報的な世界観

ヒサコについて

物語の最序盤、眞人のお母さんであるヒサコは火事によって亡くなります。空襲による火災なのかそれともただの火災なのかは作中で明言されていませんが、自分は空襲による火災である方が説明がつくと思います。その理由は後でご説明します。

その後、眞人は大叔父の世界で少女時代のヒサコであるヒミに出会います。ヒミは火を操り、その力をいかんなく発揮しています。しかし、ヒミはなぜ火を操るのでしょうか。言い換えれば、なぜ宮崎駿はそのような設定にしたのでしょうか。それは言うまでもなく、ヒサコが火によって死ぬからです

ワラワラ(あの小っちゃくて白い可愛いやつ)が空に舞い上がる時、ワラワラを食べるためにペリカンたちがやってきてパクパク食べますが、それを追いやるためにヒミが花火のような火を上げます。ペリカンは無事に追いやれるのですが、このシーンで重要なのは一部のワラワラが燃えるのと、一匹のペリカンが死ぬことです。

特にペリカンが死ぬのは作中で時間をとられて表現されています。なぜこのようなシーンを挿入したのでしょうか? それは、ペリカンがどのような経緯でこの世界に連れられてきたのかを説明するためという理由もあるでしょうが、それ以上にヒミが一匹のペリカンを火によって殺した、ということを強調するためであるように思えます。では、なぜそれを強調したのでしょうか?

ヒミはワラワラを守るために花火のような火を上げた。そこにはワラワラへの善意とともにペリカンへの悪意があります。少なくとも意志をもって火を上げたことは確かです。その意志によって、一部のワラワラとペリカンは燃やされ、死にました。ヒサコはその責任を引き受けなければなりません。なぜなら、意志には責任が伴うからです。花火を打ち上げたのは神の意志でも何でもなく、ヒサコの意志であり、だからこそヒサコは燃やされて死ぬことになるのです。また、このような構造ゆえにヒサコは空襲によって亡くなったと考えるのが自然です。花火と空襲が対応しているんですね。

そしてこれと同じような構造は、大叔父にも見られます。

大叔父について

大叔父が異世界とつながるあの建物に魅了され、建物の周りを囲おうとしたというシーンがあります。しかし足場が崩れて何人も亡くなり、何人もケガをしたと描かれています。見た当初はなぜこのようなシーンが挿入されているのかわかりませんでしたが、上記のヒサコの構造に行きついた時にようやくわかりました。

周りを囲おうとしたのは大叔父の意志です。そして、その意志の結果として足場が崩れ、多くの人が命を落としました。となれば、大叔父はその結果を引き受けなければなりません。ラストシーンで、大叔父は実際にその結果を引き受けることになります。世界が実際に崩れ落ちるからです。崩れ落ちる世界でキリコやヒミ、鳥たちなどは元の世界へ逃げることができますが、唯一大叔父だけは崩壊する世界で死にいたります。ここにはヒミ(ヒサコ)の時と同じ構造があります。

そして、極めつけは眞人です。

眞人について

物語の序盤で眞人は落ちているを持って自分のこめかみをうちます。これは眞人の悪意であり、非常に重要なシーンです。それこそ、一つの世界を崩壊させるほど重要なシーンです。

物語の最後、眞人は大叔父から悪意のない13個の石を積み上げて理想的な世界を作り上げることを要望されますが、眞人はそれを拒否します。いや、むしろ拒否せざるを得ないと言った方が正しいでしょう。を使って自分のこめかみを打った眞人に、悪意のない石を積み上げる資格はないからです。意志を持って(石を持って)とった行動によって、平和で豊かな世界に作り上げ、留まることが許されなくなったというわけです。ここにも、ヒサコや大叔父の時に見られたような因果応報的な関係が見て取れます。

そこに悪意があろうがなかろうが、自分のなした行動は全て自分が責任を取らなければならない。この世に神がいないのならば、自分のとった行為を正当化する価値や命令などありはしません。ヒミは決してペリカンを苦しめようと思ったわけではないでしょう。大叔父も人を死なせようとは考えなかったはずです。それでもなお、人間は自分のなしたことに対して責任をとらなければなりません。自分の意志である以上、他の大いなる存在(神)のせいにすることは許されません。それをこの映画はシビアに表現しているように思いました。

 

母を『選択』すること

実存主義者のJ-P・サルトルは書きます。「人間は自分自身をつくったのではない」と。まさにその通りです。人間は自分の意志で生まれてくるわけではありません。人間が生まれるのは親の意志の結果だからです。それはつまるところ、人間は親を――母親を――選択することができないことを意味します。

しかし、『君たちはどう生きるか』は母親を自分の意志で選択する映画のように見えました。眞人は最初、父親の再婚相手のナツコを頑として母親と認めようとしませんでしたが、入ることが禁忌とされている産屋で初めてナツコのことを「ナツコ母さん」と呼びます。実の母親であるヒミ(ヒサコ)の近くでそのような選択をするのは非常にスリリングであり、見ていてとても面白かったのですが、ここでは本来できない行為である「母親を選択すること」あるいは「この人を母親とすること」を意志の力で行っているように見えました。

また、この視点からワラワラについて再度考えてみることにしましょう。大叔父の作った世界では、ワラワラは栄養を摂ると空に飛び立ち現実世界に生まれます。この構造を踏まえると、大叔父の世界で13個の石を積み上げて残ることを選択せず、元の世界に戻ることを選んだ眞人は、本来できない行為である「自分の意志で現実世界に生まれること」を選択しているようにも見えるのです。

それらに全て絡んでくるのは「意志」です。

君たちはどう生きるか、とは言い換えれば「君たちはどんな意志を持つか」ということです。

この映画を見た君たちは、どんな意志を持って帰るか。それは、眞人が現実世界に「石を持って帰る」ことと呼応している、というのは――さすがにこじつけですかね?

 

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。見れば見るほど味がする映画だと思いますので、今後もちょくちょく見に行こうかなと思います。それでは!

ポケ勢へ捧ぐメンタル強化術

皆さんおはこんばんちわ。ソーネチカです。

 

この記事はメンタル強化・メンタル改善方法に特化した記事です。うまい立ち回りや芸術的な構築、天才的なポケモン論は全く出てきません。しかし、これを読めばポケモンをやってスイッチを壊したり病みツイをすることが減るんじゃないかなぁと思います(多分ね)。

 

最近メンタルが安定しない人、ポケモンをやって怒りやすい人などはぜひご一読くださいませ。

 

 

 

そもそもメンタルが強いってどういうこと?

メンタルが強い、あるいはメンタルが弱いってよく言いますよね。これってどういうことなのでしょうか?

 

この問いに対しては色々なアプローチがあるでしょうが、一番簡単なのは神経症傾向を持ち出すことでしょう。じゃあ、その神経症傾向って何なのか?

 

この世界には性格診断がいくつかあります。MBTI(ISTJとかENFPとか4文字の英語のアレ)であったりエニアグラムとかが有名ですが、科学の世界で一番用いられているのはおそらくBIG5です。文字通り性格特性を5つに分けて計測するってものですね。その5つとは以下のとおりです。

 

・外向性(外向的かどうか)

・誠実性(真面目かどうか)

・開放性(好奇心が強いかどうか)

・調和性(他人と協調するかどうか)

神経症傾向(怒りっぽくなったり憂鬱になりやすいかどうか)

 

今回問題としているのはこの神経症傾向であります。これが高いければ高いほど、怒りっぽかったり憂鬱になりやすかったり悲しくなりやすくなるんですね。言ってしまえば、これが高ければ高いほどメンタルが弱いと言えます。

 

少し話が脱線しますが、上記の性格特性には基本的に良し悪しはありません。誠実性が高い方がいいんじゃないの?(=まじめな方がいいんじゃないの?)と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、誠実性の高さは創造性の低さと相関があったりします。それに、神経症傾向の高さは危険の予知に使えるので災害時などに有利です。日本人の神経症傾向は高いと言われていますが、それは日本が自然災害大国だからと言われていますね。メンタルの弱さも自然選択の結果なんですな。

 

話を戻しましょう。メンタルが弱いということは神経症傾向が高いということである。であれば、この神経症傾向を下げればメンタルが強くなるというわけですね。じゃあ、どうすればこの神経症傾向を下げればいいでしょうか?

 

この記事では二つの実践をご紹介することにします。食事運動です。他にも睡眠や瞑想、自然と触れ合うこと、SNS断ちなど重要なことは山ほどあるのですが、話を広げすぎてもどうかなぁと思いましたので二つに絞りました。それでは早速食事からまいりましょう!

 

食事

どんなものを食べればいいの?

自分の体を作っているのは自分が食べたものであるというのは直感的に理解いただけるかと思いますが、もしかしたら自分の思考や感情も同じくそうであるかもしれません。それくらい、食事とメンタルは密接に関わっています。じゃあ、どんな食事をとればいいのかって話ですよね。

 

食事法の中で一番研究データが多いと言われているのが「地中海式ダイエット」です。ここでいうダイエットとは瘦せるためのアレではなく「食事法」ととらえていただければ問題ございません。この地中海式ダイエットを取り入れることでメンタルの改善はもちろん、身体的な健康の促進もできちゃうんです。じゃあこの地中海式ダイエットとはどんな食事法なのか? 簡単に箇条書きでお伝えしましょう。

 

・新鮮な野菜や果物、魚介類を積極的に摂取する。

・全粒粉のパスタやパンを積極的に摂取する。

・ナッツ類を適度に摂取する。

・油はオリーブオイルを使う。

・牛肉や加工肉、加工食品をできるだけ控える。

・ヨーグルトかチーズを適量食べる。

・赤ワインを1~2杯程度飲む。

 

細かいことは他にもあるんですが大体こんな感じです。いかにも健康に良さそうな食事法ですよね。これを続けることで、メンタルがかなり改善されると思います(特に今落ち込み気味の人は)。

 

個人的に地中海式ダイエットの肝だと思っているのは「油の質の向上」だと思っています。サラダ油などが健康に悪いという話は聞いたことがあるかもしれませんが、逆にサバやナッツなどに多く含まれるオメガ3系脂肪酸DHAEPAなど)はかなーり体にいいんですね。メンタルの話で言うと、うつ症状に効いたり境界性パーソナリティー障害患者の感情コントロールに効いたりするということが言われております。身体的にも様々なメリットがあるので、摂らない理由はないかなぁと思います。

 

ただし、オメガ3系のサプリはやめておいた方が良さげです。サプリは酸化がしやすく、メリットよりもデメリットが上回る可能性がありますので。おすすめは食事からの摂取です。それも、朝に摂るのがベター。DHAEPAは朝に摂ると脂質代謝に良いと言われております。

 

また、果物に関しても少し書いておきましょう。個人的におすすめなのがブルーベリーです。抗酸化作用がすさまじく、記憶力など脳機能の向上や血糖コントロールに役立つことが報告されています。すごすぎてスーパーフードとも言われていますね。もっとも、視力が回復するというのは迷信の域を出ないようなのですが。

 

最後に、納豆などの発酵食品も推しておきます。ハーバード大学も発酵食品とメンタルに関する論文を出しているようですが、とにかく発酵食品はメリットが多め。なぜかというと、発酵食品は腸内環境を整えてくれるからです。腸は第二の脳と言われておりますが、腸内環境とメンタルヘルスはかなり密接な関係があります。事実、納豆の多い食生活は鬱症状を減らしてくれるというデータもあります。ですので、発酵食品はどんどん摂取していきましょう。

 

逆に、何を食べちゃいけないの?

上では食べるべきものをご紹介いたしました。逆にここでは、何を食べちゃいけないのか考えていきましょう。

 

まず挙げられるのが超加工食品です。超加工食品とはポテチやカップ麺など加工されすぎて原材料がわからない食品ですね。身体的なデメリットも山ほどあるんですが、うつのリスクを高めるというデータがございます。ですので、できる限り元の食材の形が分かるものを食べるのがベター。ポテチを食べるならじゃがバターを食べましょうって話です。

 

次にNGなのが、大量の砂糖の入った食材・飲料です(エナドリ好きの人には申し訳ないですが・・・)。ロンドン大学の論文によると、一日に67g以上の砂糖を摂るとうつのリスクが高まるそうです。そもそも砂糖入り飲料って糖代謝にもかなりダメージを与えますので、基本的には摂らない方がベターです。摂るのは本当に気合を入れたい時に限りたいですね。

 

他にも、悪い油や大量のアルコールなども摂らない方が良いと言えます。

注意点

色々書いてきましたが、全部守ろうとすると息が詰まるというもの。食事には気を付けつつ、全体の20パーセントくらいは好きなものを食べてもいいと思います。付き合いもありますしねぇ。

 

運動

有酸素運動について

運動が脳に効く、ということが最近言われるようになりました。有名どころではジョン・J・レイティの『脳を鍛えるには運動しかない!』であったりアンデシュ・ハンセンの『運動脳』などがありますね。もっとも、これらの本が発売される前から解剖学者の養老孟司先生が主張していることでもあったりしました(ただの養老ファン)。

 

さてさて、今からメンタルに効く運動について書いていきますが、最初に取り上げるのは有酸素運動です。ウォーキングやランニング、サイクリングなどのことですね。これと逆なのが筋トレなどの無酸素運動です。これは後で取り上げます。

 

じゃあこの有酸素運動、何をどれだけやればいいの? という話ですね。上記のアンデシュ・ハンセンは脳を最高のコンディションにしたいなら「ランニングを週3回、45分以上やれ!」と言っています。できる方はこれをやりましょう。

 

ただ、これはなかなか難しいですよね。アメリカの大学生を対象にした研究でも不安にはウォーキングよりもランニングが効くという結果が出たようですが、いきなりランニングをするのはハードルが高いというのも事実。

 

しかし朗報があります。1日10分のウォーキングでメンタルの落ち込むリスクが12パーセント減るというデータがあります。もちろんこれ以上歩いたほうがベターですが、最低でも10分歩けば良いようです。ランクマでイライラしたら外に出て軽く歩くというのも良いかもしれないですね。

 

個人的にも、有酸素はウォーキングで十分かなと思います。ウォーキングはそれだけでメリットがすさまじいですし、ランニングは辛さに見合うメリットが少ないかなぁと思います。やりすぎると早死のリスクも高まりますし。

 

無酸素運動について

ここでは筋トレを取り上げますが、個人的に筋トレはかなり推したいところです。なぜかというと、自分は筋トレを始めてからメンタルがめちゃんこ安定し始めたので。仕事も楽しくなり、毎日が充実しております(その分ツイートする回数が減ってしまいましたが)。

 

筋トレとメンタルヘルスの関係については、この記事に勝るものはないと思っているので引用させていただきます。

 

yuchrszk.blogspot.com

 

というか、この記事なんて読まずにこの「パレオな男」の記事を全て読んで実践すればメンタルなんて簡単に改善すると思います。本当におすすめのブログです。

 

ここから引用させていただくと、筋トレをすると下記の効果が得られるようです。

 

  • 不安感の減少
  • 慢性痛の緩和
  • 認知機能の改善
  • 鬱症状の緩和
  • 慢性疲労の改善
  • 自尊心の向上

 

これはやらない手はないかなと思います。筋トレは自重、マシンどちらでも問題ないと思いますが、もう限界というところまで追い込むのが肝です。もっとも、最初のうちは負荷が少なくても筋肉がつきやすいようですが。とにかく今から筋トレをやりましょう。筋肉は全てを解決してくれます。

 

最後に

この記事ではストレス解消方法については書きませんでした。それを書いてしまうと、「ストレスは悪いものである」という考えが強化されてしまうと思ったからです。ケリー・マクゴナガルのTED動画が有名ですが、ストレスそのものが悪いのではなく、「ストレスは悪いものである」という考えこそが悪いんですよね。事実、筋トレは筋肉にストレスを与えることによって成り立っています。ストレスを受け、そこから回復することによって人間は成長します。もちろん過度なストレスはダメですが、適度なストレスは成長に欠かせないんですね。

 

また、そもそも神経症傾向は遺伝によって大きく左右されるので、生まれつきメンタルが強い人、弱い人というのがおります。自分は完全に弱い方であり、そのせいで人に迷惑をかけることもあったのですが、だからこそ色々勉強・実践して今は「普通くらいかな?」というところまで来ました。具体的に何をやったかと言いますと、

 

・朝に必ずサバ缶、ダークチョコレート、アーモンド、ヨーグルト、ブルーベリーを食べる。

・タンパク質を自分の体重×2g摂取する。

・夜に必ずご飯と納豆を食べる。

・加工食品をできるだけ避ける。

・1日3km以上は歩く。

・週4回筋トレする(鍛える部位は変える)。

 

他には英語学習の趣味を見つけたのも大きいかな、と思います。いずれにせよ、よわよわメンタルの自分で実験した結果ある程度は効果がすぐに見られたので、皆さんにも効果が出るのかなと思いますよ。

 

あとこれは身も蓋もない話なのですが、神経症傾向は年を取るとともにわずかにですが低くなっていきます。つまり、年齢を重ねれば重ねるほどメンタルは落ち着いていくわけです。なので、今は辛くても10年後にはある程度安定しているかもしれないので、気長に待つのも一つの手です。自分もメンタルが地獄だった10代の頃には戻りたくないなぁと思うところですね。

 

ではでは!

【雷撃】一汁万歳【オフレポ】

みなさんおはこんばんちは。ソーネチカです。最近物忘れが激しくなってきました。つい先日も何か忘れた気がするのですがそれを思い出せません。

さて5月6日(土)に開催された雷撃オフに参加させていただいたのでオフレポを書きます。お時間のある時にでも酒orエナドリを片手に読んでください。

まずは当日の使用構築をどん。

 

 

ウインディ狛犬です。魔除け(パオミミッキュ除け)です。なので出しません。マスカーニャはアイドルです。かわいいです。なので出しません。ディンルーは化け物です。ありえんです。なので出します。

前期の構築にディンルーを追加しましたがこいつが大暴れしてくれました。使っていたのは他の人でしたが、準決勝・決勝でも暴れていたのでこいつは多分強いんだと思います。

 

※表現には細心の注意を払いましたが、何かありましたらソーネチカ(@Sonechka_poke)までお願いします。

 

 

自分の位置

まずは簡単な自己紹介を。と言っても、僕はここでデーヴィッド何とか式の自己紹介をする気はありません。ただ、ポケモン界隈での自分の位置を示そうかと思います。

まぁ一言で言うと辺境です。セントラルからはかけ離れています。

ポケモンが強いわけでもなければ、ユーチューブやツイキャスで小粋な実況をしているわけでもありません。界隈での影響力は皆無と言っていいでしょう。

だから、僕が過激なツイートやネガティブなつぶやきをしたところで、失うものはあまりありません。そういったツイートをしたい時だってありますそりゃ。

でも僕がそういったツイートをしないのは、推しである悠木碧が「誰かの『楽しい』を阻害したくない」という理由でポジティブなツイートしかしないからです。推しに生かされるオタクなので推しに殉じるのはマナーです。

もちろん、それだけじゃない。そう思ってはいました。でも、意識はしていませんでした。

今から書くのは、僕が今まで明確には意識していなかったことが意識されるようになったプロセスです。

もちろんここに深い教訓はありません。意味もなければ含蓄もない。でも、変化はある。

オフに行けばこういうことがあるんだな、だったらオフに行ってみようかな、と思っていただければ幸いです。

 

物の準備

オフの当日。七時に起きると早速二度寝かましました。悪い癖ですね。10分後「寝坊したか!?」と思い心臓がバクバクになりながら起き、時計を見て安堵し、荷物の準備を始めました。

そこでいくつかないものがあることに気づき慌ててコンビニへ買いに行きました。前日に準備をしておけばもっとスムーズにいったと思いますが、どうしてもできません。これも悪い癖ですね。

家を出ると、最寄りの駅まで歩き始めました。外気の暑さがこれから始まるオフの熱量を示唆しているな……なんておしゃれなことはもちろん一切考えておらず、呑気な顔をして音楽を聴きながら歩いていました。

 

劇の予感

電車に乗り込むと、パーティ申請をしてから今日のオフの参加者一覧を見ました。ポケモン界隈に疎い僕でも知っている強者ばかりで、自分が参加しても大丈夫かしらと本気で心配しました。

強者たちの虐殺から帰還できることを願いながら、会場の最寄り駅の大山駅で降りました。

FFのみこさんと一緒に会場入りする予定だったので、僕は近くのミスドでみこさんを待っていました。冷えたアイスミルクおいしゅうございました。

無事みこさんと合流すると、会場へと向かいました。受付を済ませて会場入りすると、すでに多くの人が。これだけの人を集められる運営陣はすごいなぁと思いながら空いている席に座り、開会式を待ちました。

 

大会の開

開会式が始まり、オフ大会が幕を開けました。

運営の方や招待選手のあいさつなどがあり、いよいよ始まるという気持ちも高まってきました。

みこさんとは「全敗だけは避けましょう。一勝を目標に頑張りましょう」と約束をしました。そんなみこさんですが、5-2で予選抜けをしていたのでマラソンで一緒に走る約束(定番のやつ)を思い出しました。でもめでたいのでOKです。あのメンツで予選抜けはみこさん強すぎる。

席が発表されたので移動すると、奇跡的にもみこさんと隣の席でした。「初戦、勝ちたいですね」とお互い鼓舞しあいながら、初戦に臨みました。

 

過失の悔

【初戦】VSしのはらさん

結果:敗北

プレミをしました。完全にプレミです。どういうミスかというと、イルカマン相手にツツミがゴーストテラスを切りました。悔やんでも悔やみきれません。相手のロトムのドロポンは二回よけたので運はよかったです。

 

【第二戦】VSカズオ?さん

結果:勝利

かんっっっっっっっぜんに運勝ちです。結論から言うと、ディンルーがパオジアンのつららを二回避けました。このディンルー、先の試合でもドロポンを二回避けたのででかい図体の割に俊敏なのかもしれません。

 

【第三戦】VSみやさん

結果:敗北

文字通り手も足も出ませんでした。うまいことサイクルを回されほとんどダメージを与えられず終わりました。みやさんは最終3位を取られたことがある方でしたが、圧倒的な実力を見せつけられました。

 

【第四戦】VSけーたさん

結果:勝利

7世代のオフでお会いしたことがあるけーたさんとの試合でした。色々ありつつも最後パオジアンvsハリテヤマの対面になり、こちらのふいうちでハリテヤマを倒し勝利。計算するとかなり高乱数を引いたようでした。今日運良すぎないか?

 

【第五戦】VSアキレスさん

結果:勝利

こちらも7世代のオフでお会いしたアキレスさんです。お互い2-2で後がありませんでしたが、まさかここで再度FFと当たるとは。結果的に、最後こちらのツツミがドロポンを二回当てて勝ちました。オフの魔物は味方してくれている、と確信しました。

 

【第六戦】VSかっぽんさん

結果:勝利

ミミッキュサーナイトの鬼火をかわしたのが勝敗を大きく左右しました。ここまで来ると自分の運が怖くなってきます。運と引き換えに後で何か要求されるんじゃないかと思いました。

 

【第七戦】VS Bachinさん

結果:敗北

決勝トナメをかけた試合。中盤、ミミッキュの技選択をミスしなければ、勝てた試合だったかもしれません。でも、そこでミスをしてしまうのが自分の甘さであり弱さです。Bachinさんのガブリアスの技選択もうまく、最後は負けてしまいました。

 

大会の登

4-3で終えた予選。僕はみこさんと近くのイタリア料理屋へ行きました。もはやこれはデートです。だからこんなツイートをしても許されます。

 

 

さて4-3という結果。オポネント次第では決勝トーナメントに進むことができます。決勝Tに行きたいという感情と、でも最初の方で負けたから無理だよなという理性がせめぎあっていました。

だから僕は、結果を見ないということで対策としました。シュレディンガー式対策(?)です。結果は観測されるまで多重的なのです。余談ですがあの逸話の猫かわいそうすぎじゃないですか?

まぁそんな馬鹿なことを言っても仕方がないので、結果を確認しました。

ふっつーにオポネント落ちでした。猫ははかなくも死んでしまったということです。

なので僕はその場でサイドイベントの大会(予選に落ちた人が登録できる過去作何でもありのトーナメント)に登録しました。

その後会場に戻ると、ハンマーさんやスターライトさんにあいさつができました。お二方とも8世代のガラルW杯で一緒にチームを組んだ方だったので、お会いできて本当によかったです。

 

草の行方

見事予選落ちした僕はサイドイベントに参加することになりました。ここで優勝して収穫を持って帰るぞと決意しましたが、果たして・・・?

【初戦】VSみゅーりーさん

結果:勝利

フェアリーテラスディンルーが暴れ散らかしました。途中で麻痺しつつも大事なところで動いてくれたので、オフの魔物はまだ味方してくれていると実感しました。最後にはパオジアンがつららを当ててくれて勝利。

 

【第二戦】VSせいやぽけさん

結果:敗北

初手ディンルーとマリルリ対面。ディンルーでテラスタルしてにちゃにちゃしようと思いましたが、やってきたのは――はらだいこ。

その太鼓の音を聞いた瞬間、僕は一つのことを悟りました。僕の今日の運は、オフの魔物という名の質屋に質草を入れ、それと引き換えに得たものだったのだと。しかしその質草は、太鼓の音とともに流れてしまった。そう直感しました。そうなると質草は何なんだろうと不思議に思いますが、多分記憶力です。本当に最近もの覚えが悪くなりました。

ここではらだいこマリルリと当たる運命だったら、もう僕に勝ち目はありません。僕のサイドイベントはここで終了しました。

 

巻の考案

その後はみこさんとミスドでお食事をしたり、この日最後までお世話になるリホウさんと対戦をしたりしていました。

そんな中でも空き時間がありましたので、ディンルーについて考えていました。この日の対戦、サイドイベントを含め勝った試合は全てディンルーでテラスを切っています。このポケモン、もしかして最強なんじゃないかと思い、来期はディンルーを主軸に行こうかと考えていました。

そんな中でこだわりハチマキディンルーという電波を受信しました。結構真剣に考えましたが、さすがにディンルーの良さが消えてしまうと思い断念しました。

あの会場でこだわりハチマキディンルーという電波を受信していたのは自分だけだと思います。

 

極の実況

そんなこんなでオフは準決勝まで進みました。ここからは会場のスクリーンに映し出され、YouTubeで配信もされます。詳細はYouTube動画に譲りますが、準決勝①、準決勝②、決勝共にとてもいい試合でした。

そんな最高の試合を盛り上げていたのが実況と解説です。プロ並みと言っても過言ではない実況解説に僕はただただ圧倒されていました。まだ見ていない人はぜひ見てください。試合内容、実況解説ともに熱くならないわけがないです。

クリフとさん、りーさん、きおすさん、めろさん、本当にお疲れさまでした。最高としか言いようがない実況解説をありがとうございました!

そしてH.I.さん、杜のヨウカンに続いて雷撃での優勝おめでとうございます!

 

大人の

さてさて、お祭り騒ぎもおしまいです。りたさんやゴンさんにあいさつを行い、簡単な片づけを行うと、僕はリホウさんと一緒に池袋まで向かうことにしました。会場を出る際に、Waveheyさんにもあいさつができてよかったです。

池袋では焼き鳥屋に入りました。これもまたもはやデートです。なので、こんなツイートをしても許されます。

 

 

焼き鳥屋ではリホウさんと二時間ほど飲みました。ツイッターポケモン、ご家族、仕事への向き合い方全て、リホウさんは「大人」でした。その考え方には見習わなければならない点がたくさんありました。

そんな会話の中で、なぜネガティブなツイートや過激なつぶやきをしないのか、という話題になりました。会話の詳細は記しません。ただし、リホウさんの言葉を聞いて僕は多くの気づきを得ました。

確かに僕には影響力なんてほとんどない。けれど、こうしてオフでお話ししてくれる人たちがいる。一緒にゲームをしてくれる人たちがいる。

その人たちを、裏切りたくない。

そう思いました。

確かにネガティブは共感を得やすいかもしれません。でもそれは麻薬です。少なくとも僕はそう思います。いずれは自分の身を蝕む。だからこそ、僕はそういったものとは縁を切ろうと思いました。

もちろん、あまりポジティブとは言えない僕にそれができるかわかりませんが、それでも義務としてやるしかない。

それが大人としての責任だな、と思いました。

 

万感の一汁

この文章は途中までオフ当日の夜に書いて、その後は翌日の昼から書いています。先ほどセブンイレブンで買った味噌汁を飲みました。酒を飲んだ翌日の味噌汁は体に染みます。

味噌汁を飲みながら、僕は昨日のオフのことを思い出していました。

年を取るにつれ可能性はどんどん減っていって、思い出ばかりが増えていきます。思い出さえあればいいと言えるほど年老いてはいませんが、思い出さえ踏みつぶすと言えるほど若くはありません。

もっとも、昨日のオフで思い出すのは楽しいことばかりではありません。自分のプレミで負けた悔しさ、順当に負けたふがいなさ、そういった様々な感情もまた浮かび上がってきます。

しかし、それでもいい。色々な感情が浮かんでくる思い出でもいい。記憶力が悪い僕のことだからいずれは時間の補正により雑音はそぎ落とされるので、せめて今はノイズ交じりの思い出を味わいたい。味噌汁を飲みながら、そんなことを思いました。

こんなことを思えるのは贅沢なことです。忘れたい思い出ばかりが増えていく毎日ですが、それでもたまには深く味わいたくなる思い出も必要です。幸福は息継ぎのようなものですから。

そう思うきっかけをくれた雷撃に感謝いたします。

オフの運営の方々、対戦していただいた方、当日お話をしていただいた方、全てに感謝いたします。

本当にありがとうございました!

【単体考察】チョッキを着たマスカーニャ

皆さんS5お疲れさまでした。ソーネチカです。

S5では初めて徹夜でポケモンをしました。一緒に付き合ってくれためろさん本当にありがとうございます。

結果としては振るいませんでしたが、3桁と4桁を無限に反復横跳びしてコーナーで差をつけるための瞬発力を鍛えていた状態から、最後の追い込みで2000チャレチャレまで行けたのはひとえに今回紹介するマスカーニャのおかげだと思っています。こいつを入れてから勝てるようになりましたので。

軸になるポケモンではありませんが、補完としては優れていると思いますので紹介いたします。

 

 

【個体解説】

実数値(努力値

H159-A172-B91-×-D114-S149(H60-A212-B4-×-D188-S44)

技:トリックフラワー、はたきおとす、とんぼがえり、ふいうち

性格:いじっぱり

特性:しんりょく

持ち物:とつげきチョッキ

テラスタイプ:毒

 

【調整意図】

H-D方面

・特化ハバタクカミのムーンフォース確定耐え

・ステロ込み臆病ハバタクカミのムーンフォースが最高乱数以外耐え(ブーエナ持ちでC振り切りはあまりいないのでほぼ確定耐え)

・臆病テツノツツミのハイドロポンプフリーズドライをステロ込み確定耐え

・HB弱点保険サーフゴーの+2ゴールドラッシュ確定耐え

 

A方面

しんりょく発動時H143-B107ハバタクカミまでトリックフラワーで確定一発

※眼鏡以外はムーンフォースを受ければ大体しんりょくが発動します。眼鏡はやめてください。死んでしまいます。

 

S方面

準速ミミッキュ抜き

 

【こいつで何をやりたいの?】

1.ブーストエナジーハバタクカミへのメタ。

S5ではブーストエナジーハバタクカミが爆増しました。甘えるをかなりの割合で搭載していたので、それに対して安定して勝てる物理アタッカーを探していたところ、確定急所の技をうてるマスカーニャと目が合いました。

でもお前はムンフォで確定一発だろ。タスキを持てばあらがえるけどディンルー&カバ&コノヨザルのステロ環境でタスキ前提のプレイングは無理だし、スカーフを持ってもブーエナハバタクカミは抜けないし落とせない。そう思っているとマスカーニャがチョッキを着て戻ってきたので真剣に考えることにしました。

チョッキマスカーニャであればステロを踏んでも(1回ゴツメを触っても)ブーエナハバタクカミのムーンフォースを耐えてくれるので、これだ!となりました。

結果として、多くのハバタクカミを屠ってくれました。

 

2,テツノツツミに後出しして勝つ。

軸としていたパオジアンが無限にテツノツツミを誘いましたが、相手から見えない回答を用意することができました。

 

【テラスタイプの毒について】

サイクルの中で削られすぎてムーンフォースを受ける体力が残っていない時にテラスを切るので、ムーンフォースを半減できるタイプが良いと考えました。フェアリーを半減できるのは炎、鋼、毒の三つですが、炎だとテツノツツミへの役割が持てず、鋼だと格闘が一貫する+イーユイの炎技を無理やり受けることができなくなるので、毒一択です。ついでに毒菱も回収できるので一挙両得です。かわいい子には必ず毒があるからという理由ではありません。

 

【最後に】

今の環境でしか刺さらないマスカーニャだと思います。でもこういうおもちゃ(?)ポケモンを考え、そして使っているときが一番楽しいですね。

最終日、めろさんの横で「こちとら遊びでポケモンをやっとるんじゃ」と何回も叫んでいました。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

【第4回 杜のヨウカン】Ghostoryは突然に【構築記事・オフレポ】

皆さんこんにちは。ソーネチカと申します。好きな場所は人の少ない映画館。嫌いな場所は人の多い映画館です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

この記事は二部構成となっております。前半は杜のヨウカンオフで使用し、レート2000を達成したゴースト統一の構築記事で、後半がオフレポです。両方読んでいただけると嬉しいですが、もちろんどちらかでも読んでいただければ同じくらい嬉しいです。

 

 

【構築記事】

【はじめに】

まだシーズン中盤ですが構築記事を公開します。もう時間的に潜る余裕があまりないことと、構築に限界を感じてしまったことが理由です。ゴースト統一に興味がある方はぜひ読んでいってください。

 

【構築経緯】

構築経緯を書くのが苦手なのでざっくりと書きます。ゴースト統一で勝ちたいという硬い鉄の意志がふと浮かんできたので構築を組みました。最初はドラパミミッキュという最強ポケモンを軸に組んでいましたが、色々あって最終的には二匹とも旅立っていきました。よくあるパターンです。「色々あって」の詳細については個体解説に譲ります。

 

【個体解説】

ヤミラミ@ひかりのねんど

わんぱく H252 B196 D60 毒テラスタル いたずらごころ

アンコール、リフレクター、ひかりのかべ、はたきおとす

構築のアイドルであり仕事人です。セグレイブに後出しできるようにBに厚めに振っています。

このポケモンで壁をはって後述する眼鏡ハバタクカミの火力を押し付けたりビルドコノヨザルで詰めたりします。また、構築相性上厳しい相手に対しても壁をはることで強引に有利不利を逆転できます。

よくオーロンゲと比較されますが、まったく別のポケモンだと思います。このポケモンの強みは先制アンコールとはたきおとすにあります。積んできた相手に後出しして先制アンコールで詰ましていく動きは本当に強いです。

 

ハバタクカミ@こだわりメガネ

おくびょう H36 B20 C196 D4 S252 ノーマルテラスタル こだいかっせい

ムーンフォースシャドーボール、マジカルフレイム、サイコショック

ゴースト統一を組むのであれば、ハバタクカミを入れない理由はほぼないと言っていいでしょう。高いCDS、優秀な範囲、構築上きつい悪タイプへの回答など本当に欲張りセットです。

このポケモンがいるからこそ、ミミッキュが構築から抜けていきました。ハバタクカミが優秀すぎて、同じタイプのミミッキュを出す機会があまりなかったからです。

耐久はようきトドロクツキのくらいつくを確定耐えです。素早さは最速一択だと思います。

テラスタイプはメガネだとフェアリーが主流ですが、ゴーストの一環を切る+最後のワンチャンをつかむためにノーマルにしています。

ほぼ全試合出していたと思います。全員がMVPですが、その中でも真のMVPはこいつですね。貸してくれたみこさん本当にありがとうございます!

 

サーフゴー@ゴツゴツメット

ずぶとい H228 B116 C68 D4 S92 ひこうテラスタル おうごんのからだ

シャドーボール、ゴールドラッシュ、じこさいせい、わるだくみ

サーフゴー枠です。もともとはスカーフサーフゴーを使っていましたが、あまりにも環境に向かい風で一時期はパーティーから外していました。しかし「わるだくみからぶりほけんサーフゴー」がこちらジッと見てきたので使ってみると、思いのほか面白かったのでパーティーに戻しました。しかし、面白いだけだったので素直に汎用性の高いゴツゴツメットにしました。

Sはジバコイルや耐久サーフゴーを抜きたいなと思って調整しましたが、正解かどうかはわかりません。C振りはドラパルトをシャドボで良い乱数で落とすためです。ただ、これも正解かどうかは本当にわかりません。

パーティ単位で重いコノヨザルやミミッキュ、マスカーニャに削りを入れてもらうのが仕事です。隙を見てわるだくみを積めば起点にもならないので本当に強かったです。

 

コノヨザル@たべのこし

ようき H188 D68 S252 ほのおテラスタル まけんき

ふんどのこぶし、ドレインパンチ、ちょうはつ、ビルドアップ

バンビ―さんの調整で、今やテンプレとなっている型です。テンプレは強いがゆえにテンプレです。

ヤミラミからコノヨザルにつなげばやってることは壁コノヨなのでそりゃ強いです。コノヨザルが刺さっていると感じたら、ヤミラミとコノヨザルは確定で選出していきます。

ほのおテラスタルも本当に偉く、最も重いと言っても過言ではないテツノドクガにあらがうことができます。どんな型であれ、このポケモンもゴースト統一を組むなら入れない理由を探すほうが難しいでしょう。

 

ソウブレイズ@きあいのタスキ

いじっぱり H4 A252 S252 フェアリーテラスタル くだけるよろい

むねんのつるぎ、インファイト、かげうち、みちづれ

ドラパルトが抜けた原因です。

ゴースト統一は対面的な動きをせざるを得ない以上、タスキ枠が非常に重要になってきます。最初はドラパルトがタスキを持っていましたが、今の環境だと対面で撃ち負けることが多くありました。またふいうちの不安定さもあいまって、使いづらい印象がぬぐえませんでした。じゃあ他の持ち物を持たせるかと言っても、たべのこしはコノヨザルに取られていますしハチマキやメガネもスカーフサーフゴーやSの上がるハバタクカミやテツノツツミを考えると難しいです。

そこで新しくタスキ枠を考えていたところ、ソウブレイズが目に留まりました。安定した先制技であるかげうち、優秀な特性であるくだけるよろい、そして不意のみちづれなど、今の環境に合っていると感じました。

特にみちづれは本当に偉く、裏にいるヤミラミを考えると相手はなかなか積み技を積めません。そこへ刺さるみちづれは何度も勝利を運んでくれました。

 

ラウドボーン@おんみつマント

ずぶとい H252 B156 C12 D44 S44 みずテラスタル てんねん

フレアソング、みがわり、なまける、アンコール

別のオフ会でぼんこふさんが「S振りのふういんラウドボーンで相手のラウドボーンを完封する」というお話をされており(ちょっと記憶が曖昧ですが)、それをヒントに生まれた受け破壊型ラウドボーンです。TOD製造機でもあります。

ちなみにこの個体もみこさんからいただいた個体です。本当に頭が上がりません。

主にキョジオーンドオーのような受けサイクルに刺していきます。最近流行中のヘイラッシャにも強いのがグッドポイントです。

みがわりで相手の補助技をすかし、アンコールで補助技をロックしてフレアソングで積んでいくという動きが強いです。TODになると最終的には「いつフレアソングをうつか」という勝負になるので、フレアソングのPP管理が非常に重要になってきます。

何度もイージーウィンを運んでくれた神ポケであり、かつゴースト統一には欠かせないポケモンの一体だと思います。

 

【選出】

ハバタクカミ初手+サーフゴー、コノヨザル、ソウブレイズから2体

 →対面選出です。ステロ要員がいなければソウブレイズを積極的に選出します。また、ソウブレイズ初手の場合もあります。その場合は対面処理+みちづれで二体持っていくのがベストです。そうなったら大体勝てます。

ヤミラミ+コノヨザル+ハバタクカミorサーフゴー

 →ヤミラミの壁始動です。ヤミラミを残せる場合は残す立ち回りが重要です。壁コノヨザルで積ませられると感じたら選出します。構築相性的にきつい相手にもこの選出をして強引に立ち回っていきます。

ハバタクカミ+ラウドボーン+何か

 →受け気味の構築に選出します。ラウドボーンにテラスタルを切ることを意識します。

 

【キツいポケモン

・テツノドクガ

基本的にハバタクカミのサイコショックかコノヨザルしか対処方法がないです。

 

・マスカーニャ

タスキ、スカーフ、どちらもきついです。1.5体は持っていかれることを覚悟します。

 

・イダイナキバ

S上がるやつは聞いてません。ハバタクカミが死んでしまいます。

 

・ハバタクカミ

裏から出されると無難につらいです。

 

・イルカマン

ラウドボーンにテラスを切らない限り誰も受かりません。ジェットパンチはバグ技。

 

ほかにもいろいろいますが、思いつく限りはこんな感じですね。

レンタルパも公開しているのでよかったら使ってみてください!

レンタルパID:QPL085

 

【その他】

後から知りましたが、いろっちゃんねるのいろはさんの生放送にこのパーティが出ていたようです。

かなり強引な立ち回りなので今見返すとひやひやします。

でもいろはさんの生放送に華を添えられたなら嬉しいです。

www.youtube.com

無断リンクですので問題がありましたら消去します。

 

また、2000に乗った証拠がこちらです。ポケモンバトルデータベース様から抜粋させていただきました。

 

【構築記事 終わり】

 

オフレポ

※表現には細心の注意を払いましたが、何かありましたらソーネチカまでお申し付けください。すぐに修正いたします。

 

【諦めるには早すぎる】

前日譚から始めます。

僕はサンムーンからガチ対戦を始めていますが、レート2000には一向に乗れませんでした。

ある時は仕事を言い訳に、ある時は運を言い訳に、またある時は全てを言い訳にして2000に乗れない自分を慰めていましたが、本当はわかっていました。

自分には、才能がないのだと。

早い人は始めて数か月で2000に乗せます。それに対して、僕は何年経っても2000に乗せることができませんでした。

どれだけ努力しても乗せられないのだから、つまるところ自分には才能がないと判断するのは自然な流れです。

1桁や2桁はもはや別世界。自分はランクマではなく仲間大会やオフ会をエンジョイしていこう。そう思っていました。

そう、諦めていました。

憧れが理解から最も遠い感情なら、諦めは理想から最も遠い感情です。理想を追求するには、僕は色々と諦めすぎていました。

そんな中、シリーズ1が終わりパラドックスが解禁されました。もともとシリーズ1からゴースト統一を使っていましたが、強力なハバタクカミが解禁されるということでより強くなるだろうと踏み、ゴースト統一を考察していきました。

その中で一つ問題が。

自分はバイオレットなのでハバタクカミが捕まえられないのです。

一人で対処できないのなら他人を頼るべし。孔子もそう言っています(嘘)。仲良くしていただいているみこさんに相談すると、ハバタクカミを貸していただけることになったので、ようやく考察に入りました。

その考察の結果生まれたのが上述の構築です。ハバタクカミはみこさんから借りたものですし、ソウブレイズはリホウさん、アローラのSさん、メタグロスさんとレイドをした際にゲットした個体でした。

そんな思い入れのある個体たちと上位へ行きたいなぁというモチベのもと、ひたすら潜り続けていたらなんとオフの前日にレート2000を達成することができました。

ヒル魔が0.1秒縮めるのに1年かかったように、僕はここまで来るのに5年以上かけました。なぜ達成できたのだろうかと考えると、おそらくゴースト統一という縛りを己に課していたからだと思います。

自分はサンムーンの頃から対戦を始めていますが、その時は全員天候特性の天変地異パを使っていました。そのパーティでしか勝てませんでした。そして今回はゴースト統一です。そんな姿を見てある人はマイオナと蔑み、ある人はセルフハンディキャップとあざ笑うかもしれません。しかし、僕のような人間はそうすることでようやく勝てるのだと思います。

広いプールの中で強いポケモンを考えられる人は紛れもなく強い人です。幅広い知識があって、創造力と想像力がある人です。しかし僕にはそれがないと思っていました。あればとっくの昔に2000に乗っています。

そんな弱い僕は、狭いプールの中でこそ創造力を発揮できます。言い換えれば、僕は不自由の中でしか自由を感じることができないのかもしれません。

400という広大な数の前では、弱い僕は立ちすくむしかありません。しかし、ゴーストポケモンしか使ってはいけないという縛りを課した瞬間、ようやく僕は色々なことを考えることができます。大袈裟ですが、そこで初めて僕は自由を感じることができるわけです。

これに共感してほしいとは思いません。むしろ共感しないほうがより強くなれると思います。でも、もし自分にはレート2000は無理だと諦めている人がいたら、諦めるには早すぎると言いたいです。

何より、過去の自分に向けて。

 

【起きるには早すぎる】

オフ当日の朝。

杜のヨウカンオフは仙台で行われるので6時前には起きないといけませんでした。普段は7時40分くらいに起きているので、6時前に起きるのはなかなか大変で、しかも上述のとおりオフ会前日に2000を達成したので興奮のあまりなかなか眠れず寝坊しないか心配でした。

しかし目覚ましを3個セットするという数の暴力のおかげでなんとか寝坊せずに起床し、検温と身支度を済ませると、家を出て東京駅に向かいました。

新幹線ではA席とE席を間違えるという茶目っ気たっぷりのハプニングがありつつも、パルデアフェスタの準備などをしながら初の東北新幹線を満喫していました。

仙台駅は地元の田舎よりずっと栄えていて羨ましいなと思いながらコインロッカーに荷物を預けました。その際、オフ会用バッグのショルダーベルトをつけ忘れてここまで来てしまったことに気づきました。茶目っ気たっぷりハプニングその2です。いつか誰かに殴られるかもしれません。

仕方ないので、辞書を携えるようにバッグを持って会場まで向かいました。その道中、オフで会う初対面の人にどんなギャグをかまそうかずっと考えていましたが、その先には地獄しかないことに気づきやめました。前のオフでもそうだった気がします。

会場に到着すると、列に並んで受付を待ちました。この時もまだギャグを考えていたのでやっぱりいつか誰かに殴られるかもしれません。

受付と同時に席が決まりました。僕は5番のチヲハウハネブロックになったので5番の卓に向かいました。

そのブロックにはまさかのリホウさんがいました。僕が東北遠征を決意した理由の一つがリホウさんと会えるからであり、非常に尊敬している人です。初めてお会いしたにも関わらず気さくにお話していただいて本当にありがとうございました。

そのまま5番の卓で座っていると、この日最後までお世話になるめろさんがやってきて「ソーネチカさんですか!?」と聞いてきました。

めろさんは僕のポケモン以外の趣味で少し結果(というものではないですね、結局落選したので)を残したことやゴースト統一で2000に乗ったことを知っていてくださって、皆さんにそれをアピールしてくださいました。今までこんなに気をかけてくれる人はなかなかいなかったのでめちゃくちゃ嬉しかったです。当日は「やめてくださいよ~」と言っていましたがあれは照れ隠しです。

会話の最後、めろさんに「今日もゴースト統一使うんですか?」と聞かれたので「決勝の舞台でその答えをお見せします」と回答しました。もう誰か殴った方がいいんじゃないですか。

そんなこんなで開会式が始まると、皆さんに向かって自己紹介をする機会がもうけられました。皆さん面白い自己紹介をする中、僕は昨日初めてレート2000を達成したことを告げると拍手がおきました。裏拍手しかされてこなかった僕としてはイレギュラーな事態でした(嘘かも)。

開会式も終わるといよいよ予選です。

昨日の勢いもあるし予選抜けいけんじゃねーの? と鼻高々でしたが果たして……?

 

【抜けるには早すぎる】

結果から先に言いましょう。ブロック最下位でした(滂沱の音)。

 

第1戦 vsリホウさん

強い受け使いで有名なリホウさんなので、最初からラウドボーンを通すことだけを考えていました。

結果、20分間ずっとラウドボーンのお尻と身代わり人形をみることになりました。両方とも可愛いので許します。

開始2分でTODをお互い確信していました。

結果、最後は自分のターン管理の甘さ(完全なプレミ)により体力勝負で負けてしまいました。最後は身代わりではなくなまけるでしたね……。

 

第2戦 vsしろなさん

ジバコイル重いな~と思いながら選出してジバコイル重いな~と思いながらプレイしてジバコイルに貫かれて終わりました。

コノヨザルが比較的出しにくいパーティーだったのが辛かったですね……。

壁ターン管理をうまいことされたので、やはり葉桜冬の陣優勝者は違うなと感じました。

 

第3戦 vsもやしきのこさん

ハバタクカミが刺さって勝ちました。

途中、とあるポケモンがなかなかサーフゴーを落としにこなかったのに加え、TNやエントリーネームからラストをアラブルタケ一点読みし、それが通りました。

最後は残しておいたハバタクカミでアラブルタケを倒して終了です。

バトルとは関係ないですが、もやしきのこさんは本当に気を使える方だと思います。一日を通じてそれをひしひしと感じました。

 

ここで昼食を挟みました。みえいさんに連れられてこのラーメンを堪能しました。めっっっっっっっっっちゃうまかった!! みえいさんありがとう!!

ちなみに道中、なぜかめろさんとドストエフスキー太宰治坂口安吾の話をしていました。めろさん本当に博識。

さてお昼休憩を挟み、後半戦突入です。

この時の僕は「1-2だからあと2勝すればワンチャン」とか思っていましたが、未来の僕からお伝えするとこの後2戦とも負けるからせいぜい頑張ってね!!

 

第4戦 vsりたさん

初手にまかれた毒菱に終始苦しめられました。

サーフゴーを選出すればワンチャンあったかもしれませんが、りたさんの構築にいるあのポケモンにおびえて……あれ、今りたさんのパーティを見返したのですが、サーフゴーがかなり通ってます。なぜ選出しなかったんでしょう。ラーメンがうますぎたせいです、多分。

結果、サイクルが苦しく負けてしまいました。

りたさんはこの次の試合も勝利し、ブロック1位で予選抜けされていました。おめでとうございます!!

 

第5戦 vsかよさん

パーティを見た瞬間負けを悟りました。

長いことやっているとわかるものです。このパーティには勝てないということを。

許可をいただいていないので詳細は省きますが、絶望しかありませんでした。ヒントは猫です。猫は怖いです。ゴースト統一はネズミなんです。窮鼠猫を噛めないのです。

他にも重いポケモンが多く、順当に負けました。

かよさんはブロック2位で予選抜けされていました。おめでとうございます!!

 

予選が終わり、僕は1-4で最下位となりました。

チヲハウハネブロックで地を這っていたのが僕でした。

僕にはまだ杜のヨウカン予選抜けは早かったようです。

 

また、この後運営による集計が行われ、見事3位のしろなさんも予選抜けとなりました。おめでとうございます!!

しろなさんが予選抜けしたときにブロック全員が喜んでいたのが何かエモかったです。

 

【二十代には早すぎる】

予選も終わり、決勝トーナメントが始まりました。

チヲハウハネブロックのチヲハウハネになってしまった僕は、早速決勝トーナメントを見学したりスマブラを観戦したりしていました。

今のスマブラはすごいですね。色々なキャラがいて、動きも多彩で早くて。

観戦している最中、「自分はデラックス世代なんですよね~」と言ったらめろさんから「デラックスって何ですか?」と返ってきました。

これが世代間ギャップか……。

僕はもうそこまで若くないですが、まだ二十代です。さすがにジェネレーションギャップを感じるには早いんじゃないでしょうか?(慟哭の音)

そのあとも「ロックマンに夜の役割は持てない」と言ったらぼんこふさんたちから「持てますよ!!」と突っ込まれたり、カスケードさんやみえいさんとフレ戦をしたり、うずしおオフ運営のつるさんにあいさつしたりと充実した時間を過ごしていました。前回のオフでもお会いしたカスケードさん、ぼんこふさん、つるさんにお会いできたのは本当に嬉しかったです。

また、統一パの大先輩であるゴンさんにも挨拶できたのも本当に良かったです。またお会いしたいです。

そんなこんなで時間は過ぎていき、配信卓が始まりました。三位決定戦はみえいさんとめろさんと見て、決勝はめろさんが解説だったのでみえいさんと見ていました。

バトルの詳細はこちらから見られるのでよかったらぜひ。

www.youtube.com

結果、優勝はH.I.さんでした。

二連覇本当におめでとうございます!!!!

 

ギムレットには早すぎる】

別れの時間は早すぎるくらいすぐやってきます。

この後もカラオケなどがありましたが、そのあたりの話は省きます。ただ、その場でよけろナッパさんと仲良くなれたのは本当に嬉しかった――というか驚きました。自分でも知っている七世代の強者だったので。あとビアンカさん歌うますぎ。

別れ際、わざわざめろさんがエレベーターで一緒に降りて見送ってくれました。本当に、朝から晩までお世話になりっぱなしでした。またどこか飯でも行って一緒にお話ししたいです。

こうして、僕の杜のヨウカンオフは終わりました。

楽しかった? と聞かれればもちろんと答えますし、幸福だった? と聞かれれば言うまでもなくと答えます。

ただ、それももう終わりました。今この文章は仕事終わりに酒を飲みながら書いています。憂鬱じゃなければ仕事じゃないという言葉を否定できなくなるくらいには、仕事生活はなかなか辛いです。

でも、そんなときは田中ロミオの幸福論を思い出します。

幸福は息継ぎであるという幸福論を。

この幸福論には「幸福とは幸福を探すことである」といったようなロマンチシズムもなければ、アランの幸福論のような希望もありません。ラッセルも寺山修司も(未読ですがおそらくヒルティも)こんな幸福論は書きませんでした(余談ですが幸福論を読むやつは十中八九幸福ではありません)。

でも、馬齢を重ねた僕は田中ロミオの幸福論こそが真実だと思ってしまいます。

普段は辛く苦しい息を止める生活でも、ほんの少しの息継ぎの瞬間が幸福なのだと思えば耐えられます。

そして杜のヨウカンオフはまさしく息継ぎの瞬間でした。あの時は間違いなく、僕は息をしていたはずです。

そう思えるくらいには楽しい瞬間でした。

だからこそ、まずはオフ会を運営してくださったスタッフの皆様には感謝したいです。本当にありがとうございました。運営は大変だと思いますが、トラブルなく終えられていて本当にすごいです。

次に、このオフレポにお名前を出せなかった方も含め、オフで絡んでくれた方、お話ししてくれた方、対戦してくれた方、全員に感謝の意を表したいです。

最後に、この記事を最後まで読んでくれた皆様に感謝申し上げます。

それでは、またどこかでお会いしましょう。

 

次にお会いする場が息継ぎの場所であれば、これ以上幸せなことはありません。